JR京葉線の終点近くの、丸の内・大手町・有楽町のパブリックスペースや歩道などに展示された、実物大のグラスファイバー製の
牛のオブジェ.
カウパレード東京IN丸の内2006という企画だ.

街路などに展示されるカウ(牛)は、
乳牛を題材として作られ、
乳牛に関心を寄せてもらうことを目的に作られた.

このような
牛のオブジェは全部で64頭あり、60名のアーティストと千代田区の2校の中学校・一般参加者2名によって制作されたものだ.



この
牛のオブジェは、
カウパレード(Cow Parade) といい、1998年に
スイスのチューリッヒにおいて、地元アーティストがグラスファイバー製の
牛400頭にペイントをして、街中に展示したイベントが始まりだ.


この
牛のオブジェにスポンサーや寄付金が集まり、イベント終了時には800頭にまで増えた.

この企画の成功から、1999年にはシカゴでも
カウパレードがおこなわれた.

シカゴ市全体で5億ドル近くのお金が動き経済活動活性化に貢献した.


そして2000年にはニューヨーク市で、約500頭の
牛が展示されるイベントが行われた.

またイベント終了時にはオークションにかけられ、その売り上げは芸術・教育福祉団体に寄付された.
カウパレードは世界各国で注目され、アメリカ・イギリスをはじめ、6カ国・8都市で開催されている.