
船橋市宮本5丁目の
船橋大神宮にて、
年の瀬の年中行事である
お酉様(おとりさま)がおこなわれ、2006年12月22日(金)には
弐の酉(二の酉)がおこなわれた.

地域によっては、
おかめ市と呼ぶ場合もある.

元祖は、浅草鷲神社だが、夜中から夜中まで、24時間ぶっ通しでおこなっている.
動画:船橋大神宮のお酉様・弐の酉(1).wmv

お酉様では、
商売繁盛を願うお客が
熊手を購入するたびに、威勢のよい
手締めの掛け声が響き渡る.

"
ヨーッ♪シャシャシャン♪ソレッ♪シャシャシャン♪ソレッ♪シャシャシャンシャン♪ソレ♪ソレ♪ソレ♪ソレ♪…" と334拍子でリズム良く手を打ち、これを3回繰り返す.


買う側もほとんどが商売をおこなっているので、ある意味仕入れや販売のプロだ.
熊手にはほとんど定価は付けられていないが、そのつど商談をして価格を決める.

店側の提示額をまけさせて、その差し引いた分を店側に
ご祝儀として渡すことを
粋な買い方とされている.

手締めはこの
ご祝儀を店側が受け取った場合に行われるようになったといわれている.

結局定額を支払っているわけだ.


近年においては、一般の家庭でも購入することも多く、指値で買っても値引いて買って
ご祝儀がなくても、
手締めの掛け声はおこなっているようだ.

値段はだいたい、全長30cmくらいが1000円、40cmくらいが3000円.

物によっては15万のものもある.

動画:船橋大神宮のお酉様・弐の酉(2)-M4V09251.MP4
動画:船橋大神宮のお酉様・弐の酉(3)-M4V09252.MP4
動画:船橋大神宮のお酉様・弐の酉(4)-M4V09290.MP4
動画:船橋大神宮のお酉様・弐の酉(5)-M4V09297.MP4
<手締めの種類>
広辞苑では、「事の決着を祝って行うそろいの拍手」と説明されている.

東京証券取引所の年末の
大納会や年始の
大発会では、
三本締めを行っている.
三本締め:"ヨーォッ" というかけ声の後に "シャシャシャン♪シャシャシャン♪シャシャシャンシャン♪" という手拍子を3回繰り返す.
一本締め:"シャシャシャン、シャシャシャン、シャシャシャンシャン" と手をたたく.
一丁締め:"ヨーォッ・ポン" と手拍子一発で終わる.
関東一本締め:"一本締めでお手を拝借" と言いって "ヨーォッ・ポン" とたたく.関東地方では、一丁締めを一本締めと呼ぶことが多い.
大阪一本締め:"打〜ちましょ・パンパン・も一つせ・パンパン・いおう・て三度・パパンパ・おめでとうございまスゥ〜・パチパチパチ" と、のんびりとした手締めとなっている.
指締め:
一本締めの発展系で、片手の親指と人差し指を打ち合わせて "ヨヨヨイ♪ヨヨヨイ♪ヨヨヨイヨイ♪" と小声でおこなう.レストランなどで、こっそりと静かに締めたいときによい.
三三七拍子:"チャンチャンチャン♪チャンチャンチャン♪チャンチャンチャンチャンチャンチャンチャン♪" となり応援団が使う.

そのほか、もあるらしい.