2006年12月07日

ららぽーと新三郷がオープン@埼玉県三郷市2

JR東日本武蔵野線新三郷駅(しんみさとえき)にあった武蔵野操車場跡地に、(仮)ららぽーと新三郷がオープンする.1986年(昭和61年)に武蔵野操車場が廃止されたが、その後埼玉県をはじめ三郷市・吉川市・国鉄清算事業本部・都市再生機構・JR東日本の6関係者により土地再利用について検討してきた.そして、武蔵野操車場跡地を含む新三郷駅周辺の、約51haにもおよぶ広大な敷地に商業施設や倉庫・レジャー施設・住宅などの開発をおこなうことになった.2006年7月にコンペが行われ、三郷市側の商業区画の一部を三井不動産が落札し、ららぽーと新三郷が建設されることになった.オープン時期についてはまだ公表されていないが、順調にいけば2009年ごろになるのではないかと思われる.
右のイラストの左から倉庫が2棟建ち、3棟目の場所(11.5ha)がららぽーと新三郷となる.
武蔵野操車場跡地地図010N武蔵野操車場跡地地図030







三井不動産は、神奈川県川崎市幸区にラゾーナ川崎プラザを2006年9月28日にオープン・東京都江東区のアーバンドックららぽーと豊洲を2006年10月5日オープン・千葉県柏市にららぽーと柏の葉を2006年11月22日にオープンと、あいついで大規模なショッピングモールオープンさせた.さらに、2007年3月には横浜市都筑区にららぽーと横浜をオープンさせる.今後も全国ベースで開発適地を洗い出し、毎年継続的にオープンさせていく.

<今後開業予定のショッピングモール>
ららぽーと横浜(横浜市都筑区/2007年春オープン)
ららぽーと磐田(静岡県磐田市)
ららぽーと新三郷(埼玉県三郷市)
ららぽーと富士見(埼玉県富士見市)

武蔵野操車場は、1974年10月1日に武蔵野線吉川駅三郷駅の間に、全長5.2km、最大幅約350mの操車場(ヤード)として誕生した.武蔵野線が開通した1年半後のことで、人手を使わない最新鋭のシステムとなっていた.当時は、コンテナ単位の輸送ではなく貨車単位の輸送だったため、この貨車の組み換えに広大な場所と多大な時間・労力・費用が必要だった.しかし、国鉄の経営悪化と鉄道貨物特有のスピードの遅さから貨物輸送手段としての力を失っていった.かわりに、小回りのきくトラック輸送が普及していった.そして、1984年2月1日に武蔵野操車場は廃止されたのだ.
千葉県三郷市・JR東日本・武蔵野線・新三郷駅・ららぽーと新三郷010







廃止された跡地は現国鉄清算事業本部に引き継がれたが、跡地の開発は進まなかった.沿線人口の増加により、三郷駅吉川駅との間に新三郷駅が1985年に開業したが、旧武蔵野操車場をはさむように下り線(西船橋方面)ホームと上り線(府中本町方面)ホームが作られたため、各ホーム間の距離は約350mも離れていた.このことはギネスブックにも載ったことがある.その後、1999年に上りホームが下りホーム側に移動したためこの記録は消えている.武蔵野操車場跡地は、三郷市側の約51.1haと吉川市側の約30haあり、今回開発されるのは三郷市側となる.

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この記事へのコメント

1. Posted by ヒロ   2006年12月08日 01:05
「ららぽーと」でなくて「らぽーと」になってますよ。
→ありがとうございます.訂正しました(vivit).

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